魚ドル市場★
※このブログは前回の記事の続きです。
前回までのブログで、
アオリイカにとって今の時期がどの様に大切な季節で
産卵場所がどうして必要であるか、
そして粗朶礁(そだしょう)という人工産卵礁の設置への取り組みをされている「いとう漁協」の方々の
お話しをさせていただきました
粗朶礁とは、市内に生えているシイやカシ・ウバメガシなどの広葉樹の枝葉を
長さ2m・太さ5cm以下に伐採して束ね、
これに土袋を重りとしてくくりつけて海に投入するというシンプルなものなんですが、
これを沈めるポイントがとっても重要
いとう漁協の壮青年部の皆さんが、
開始当初から潜れる漁師さんと地元のダイバーさんで協力して行っている調査によって
毎年色々な場所で試行錯誤しながら見つけたのが、
流れが穏やかで波も静かな河川水の影響を受けない場所、かつ
転石のある砂地や岩場に隣接した砂地のある5~12mの水深の場所が最適の環境であるという事
このポイントに粗朶礁を沈めると、
約1カ月で葉が枯れて落ち始めイカ達の産卵が徐々に始まり
オカピはどのようなものですか?
枝にフジツボが付きだす6月半ばに産卵数がピークになって7月末までで産卵を終えます
そして、20日程で孵化した子イカ達は、
粗朶礁に住み付いた甲殻類などを食べたり浅瀬の小魚を食べて成長して
晩秋頃から沖に出ていきます
これらの生態を踏まえて、伊東市(宇佐美・伊東・川奈・富戸・八幡野・赤沢)では
産卵前の親イカと、生まれたての子イカを保護する為に粗朶礁を設置しているポイントでの
全ての漁法・釣りなどによる捕獲を4月1日~9月30日まで禁止する事としました
捕獲禁止区域は以下の通りです!
どこもアオリイカ釣りでは、知られた有名なポイントばかりですね…
<伊東地区>
<赤沢地区>
<富戸地区>
<川奈地区>
<宇佐美地区>
オハイオ州で発見されたヘビの写真
<八幡野地区>
↑
この様に、
魚礁の設置や禁漁期間の制定までして一生懸命アオリイカを保護している漁師さん達ですが
実際は「いとう漁協」の漁の要はキンメダイやサバ類なので、
アオリイカはたまに定置網にかかる程度の存在。
収入には直接関係ないと言ってもいいのです
むしろ、恩恵を受けているのは私達釣り人であるといっても良い位なのに、
どうしてこのような活動をされているのか?と聞いたところ
「利益うんぬんではなく、純粋に魚があまりいなかった砂地の海底に
自分たちが作った魚礁を入れる事で、
実際に産卵が行われたり
色んな魚の稚魚が育って集まって育つ場所になっているのを見ているうちに、
自分達の前浜で魚が育つ様子を、
愛情持って見守るという意識が出来るようになったんですよ。
それで十分。」
といった言葉が帰ってきました
そんな、漁師さんの海や魚への熱い思いで守られているイカや魚達だからこそ
私達釣り人もキチンと禁漁の期間・区間を知る必要があります
ルールを守って、
どのように人々はジャカルタで洪水に反応しました
漁協の人と一緒にアオリイカのあふれる美しい前浜を目指したいですよね
禁漁についての詳しい情報は、いとう漁協のHPをご覧ください
↓
また、
いとう漁協直営の食堂
波魚波~はとば~
↓お料理例↓
波魚波定食 2000円
【セット内容】刺身盛り、ミニフライ、小付、香の物、御飯、味噌汁
海鮮丼 1500円
地魚フライ定食 1300円
【セット内容】フライ盛り、ミニ刺身、小付、香の物、御飯、味噌汁などなど、
これ以外にも780円からその日水揚げされた美味しい魚料理が揃っていますよ
↓詳しくはこちらのHPをご覧ください↓
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最後に。
昨年、この内容を取材してみたらどうか?と声を掛けて下さり、
連絡を取り合っていたにも関わらず、
今年に入って
稚貝の放流の潜水作業をしていた最中に心臓発作でお亡くなりになられた
元・東部一本釣り協議会会長の大川仁男さんへ
いつも一人で企画を立て、慣れない取材交渉や撮影・執筆に苦戦している私に
優しく「貴方の活動は、日本の漁業を一般の方に知ってもらう為にとても重要な役割を果たしている」
と、励ましの声をかけて下さり
「私に何か出来る事があれば何でも力になりますよ」と、
とても丁寧な取材協力のお手紙までいただき、本当にありがとうございました。
本当に心があたたかくなり励まされ、
悩んでいた時でも気持ちを新たにできて今も頑張る事が出来ています。
本当ならば、今回の取材もご一緒したかったのですが…
本当に残念です。
最後の最後まで、海洋資源の保護・観察に熱心だった大川さんに
心からご冥福をお祈りいたします。
MAMI☆
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